FREECELL vol.69
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FREECELL vol.69

  • 本体価格 ¥907
  • 発売日 2025.07.31
  • コード 62490-68
表紙巻頭特集
田中樹 主演舞台「ぼくらの七日間戦争2025」撮りおろしインタビュー12P
田中樹 主演舞台「ぼくらの七日間戦争2025」撮りおろしインタビュー12P
主演舞台「ぼくらの七日間戦争2025」のみならずグループ活動の方でも次々と 大きな“神輿”が用意されている今の状況を田中樹はどう捉えているのかを深掘りするロングインタビュー!

以下見出しより
(30歳の誕生日はどう過ごしたかという質問に)
「ラジオの生放送に出演してました。30歳になったからといって法律的に何かが変わるわけでもないので、正直別に何とも思ってなかったです。ワクワクもしなかった。友達にもプレゼントいらないって言ってますし、そもそも俺の周りで誕生日を気にしている人、あんまりいないんですよ」

(SixTONESの冠番組、今回の主演舞台など次々と乗るべき神輿が大きくなっていることについて)
「ようやくやり易いフィールドになったなっていう感覚です。実感として、あと10年生まれるのが遅かったら埋もれてただろうなと思うし、 10年生まれるのが早かったら芽が出なかったかな、と思うので、時代と自分たちのサイクルは結果的に合ったかなと思います。デビューも25歳で歴代で言ったら遅めではありますけど、それも、今このタイミングでいろいろなチャンスがあるのは、あの年齢でのデビューだったからこそのことで、ある意味運が良かったと思っています」

(舞台「ぼくらの七日間戦争2025」で廃工場に立てこもるメンバーの中には機械いじりが得意であるとか、推理が得意であるとか、様々なスキルを持ったメンバーがいるが、田中樹自身はどんなメンバーに近いか、という質問に)
「それで言ったら、偉そうなフリはできるから今回演じるリーダーの英治っぽいかも (笑)。自虐じゃないんだけど本当に特に得意なことがないので。でも“あ、こいつが仕切ってるんだ”とみんなをその気にさせるようなポジションならできるので、それがMCをやろうと思った理由。MCができれば今後グループがいろいろ作られていく上で必要な存在になれると思ったのが中学生ぐらいの時で、実は一番何もしてないポジションなんです (笑)。周りも中学生だったので口でなんとかいけました」

神山智洋×中村海人『ミッドナイト屋台 2~ル・モンドゥ~』撮りおろし対談12P
以下見出しより
中村「(「ミッドナイト屋台2~ル・モンドゥ~」で星羅を演じる)永瀬ゆずなさんと神山くん、前室で2人でけん玉しているんですよ(笑)」
神山「やってました(笑)。ゆずが現場に持ってきていたので」
中村「僕はけん玉下手なんで“お兄ちゃん、あんまり上手じゃないね”みたいな感じになって、野球という技を教えてもらいました。すごく難しい技で、まだ一回も成功していないですけど、ゆずなさんが大人になったときに見せて“え、何それ?”って言われるオチを待っています(笑)」

神山「(シーズン2にラジオ局の新人プロデューサーの役で登場する矢花黎は) “あまり演技経験なくて……”と言っていたので、少しでも伸び伸びできるようにと、クランクインの日に“飯行くぞ”と言って飯連れて行きました。ライブを見に来てくださいと言われたのでB&ZAIのライブにも行ってきました。このドラマをきっかけに演技というものに対しても意欲を持ってくれたらいいなぁと思います」

中村「神山くんの家で鍋もしたいです」
神山「いやいや、ウチに猫いるからそれは厳しいって言うてるやん。猫アレルギーやろ?」
中村「それでも、どうしても行きたいので、お誘いを今待っているところです(笑)」

片渕須直監督が、再映される『この世界の片隅に』と新作『つるばみ色のなぎ子たち』を語りおろす10P
以下見出しより
「時代劇なんかだと、江戸時代は260年間もあって長いのに、はじめの方でも終わりの方でもみんな同じ髷で済ましてしまっているところがある。「戦時中」という概念も同じように、言葉の上だけのものになってきているように思われてしまう。戦争を扱ったドラマや映画何かにでてくる女学生はセーラー服を着ていることが多いんですが、それが「時代劇の丁髷化」してしまっている部分です。セーラー服は昭和16年4月にすでに文部省により廃止されてるんです。そうしたある種のファンタジー化を避ける意味もあって、『この世界の片隅に』では港に浮いている軍艦もその日にいた艦船をできるだけそのまま並べることにしました」

(すずさんに実在感があったという声が多いのは)
「『たしかにあったその日の中で生きていたすずさん』が感じられたからかもしれませんね。で、 今は『つるばみ色のなぎ子たち』 という新作で、同じことを平安時代で行おうとしています。『つるばみ色のなぎ子たち』では大人になって京都にいる清少納言の周囲の人間関係を読み取ることから始めています。平安時代というと、装束や寝殿造りだとかへの興味から入っていかれる場合が多くて、人間関係から入って行くという方法はまだまだ一般的ではありません。でも、違うものが見えてるんですよね」

(片渕監督は日本史を超高解像度のアニメ映画として見せて行く歴史学者になっているのでは?という説に)
「今現在はかなり個人的な行いですね。でも、そういうことが世の中に伝わっていけば、じゃあ俺もやりたいという人が出て来るのではないかと期待したい気持ちもありす。『この世界の片隅に』再上映をきっかけに、伝わればいいですね。そういう期待も込めていろいろな劇場で舞台挨拶をするんですよ、今回も」