FREECELL vol.57
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FREECELL vol.57

  • 本体価格 ¥907
  • 発売日 2023.09.04
  • コード 62489-77
表紙巻頭特集
中島健人『おまえの罪を自白しろ』表紙巻頭12p
中島健人『おまえの罪を自白しろ』表紙巻頭12p
以下特集リード短縮版

『おまえの罪を自白しろ』(略称『おま罪』)で中島健人が演じる宇田晄司は煮え切らない日々を送っていた。しかし、政治家の父・清治郎(堤 真一)の孫娘が誘拐される緊急事態が起こると、スーパーネゴシエーターとしての隠れた能力を発揮! その際、重要なフックになるのが晄司独自の「高解像度な視点」。晄司は、緊急事態を契機に世界を解像度を上げて見るようになる。そして、その覚醒した頭脳に肉体が遅れて追いついた時、晄司はそれまでの因習にとらわれない「ブレない正義」を持った次世代のリーダーとしての艶気を発するようになる――。
詳細は以下インタビューを読み込んで欲しいが、『おま罪』で時間経過と共に描かれる晄司の著しい変貌は、28歳にして海外ドラマ作品へのメインキャストでの出演も成し遂げた中島健人のハイパーな成長曲線に重なる。20代前半から今日までを辿ってもらった今回のインタビューで彼が語ったことを、端的にまとめると、これからの中島健人は俳優としてもSexy_Zoneの一員としても「役割を超える」存在になるということだ。紆余曲折を経て、高解像度な眼で高い視座からアイドルというものを見ている今の彼を表す意味もあり、今回はカメラ片手の中島健人のヴィヴィッドなビジュアルから始まるディープ・インタビューをお届け!

以下見出し

(『おま罪』で晄司はどのシーンで覚醒したと思うか?という質問に)
「やっぱり国交省の山本さんに詰め寄るシーンですかね。以前はJKに壁ドンしていたんですけど、(『おま罪』では)ベテランの俳優の方々に壁ドンをしています(笑)」

「僕がSexy Zoneで、この人の物語だったら作れそうだなと思うのは松島 聡くんです。一緒に踊っていて楽しいので、踊りの感覚が合うということはたぶん俳優としての感覚も合うと思うので、彼が主人公の物語を何かの形で一度描いてみたいなと思います。アーティストとしての目標は、次は3大ドームをやりたいですね。日本では最終的に5大ドームに行って、そのあとはロサンゼルスのローズボウルスタジアムに行って、そこでローズなんだからバラを咲かせてやろうと思っています」

齊藤 工×窪田正孝『スイート・マイホーム』12p
以下見出し

齊藤「原作を読ませていただいているうちに、自分の頭の中で主人公の賢二に窪田さんをキャスティングするようになって賢二を窪田さんが演じてくださるのなら……という思いで監督を引き受けさせてもらったんです」

窪田「この映画ではまず子供を観てほしいと思います。大人の身勝手さみたいなものも、この映画では賢二の子供たちの目を通して描かれていると思うんです。たとえば是枝裕和監督の『怪物』も天才的な子役たちによって衝撃的な物語になっていますし、宮﨑 駿監督の『君たちはどう生きるか』にしろ庵野秀明監督の『エヴァンゲリオン』シリーズも、みんな子供が主人公ですよね? きっと優れた監督さんはみんな子供の視点というものを使うことでリアルなことや未来を描けるということに気づいていらっしゃって、『スイート・マイホーム』もその流れにある作品だと思うんです」

瀬戸康史×岡田麿里『アリスとテレスのまぼろし工場』12p
以下見出し

瀬戸「“こんな異常な世界だって人はいくらでも変われる”という昭宗のセリフはコロナ禍のことも思い浮かんで来て、改めて大事なことだなと思いましたね。たぶん観た方が置かれてる状況とか暮らしてきた環境とかで、感じることがすごく変わってくる作品なのかなって思います」

(主題歌の中島みゆき書き下ろしの「心音」(しんおん)について)
岡田「今回は邦画っぽさを出したかったんです。昔の角川映画とか、曲に強さがあってしかも映画にきちんと寄り添っている主題歌が多かったじゃないですか? この映画にもすぐに作品に結びつくような曲が欲しくて。そう考えたとき、中島みゆきさんがこれまで作られて来た主題歌って作品の切り取り方がすごいなと改めて思いまして」
瀬戸「僕は以前から、中島みゆきさんの曲自体が、Aメロからサビになるまで人が変わるとずっと思っていたんです。「心音」も“2人いるな”みたいな感じがするので、映画本編の二面性も表現されていて、ぴったりだと思います」

お詫びと補足

50pより始まる『シアター・キャンプ』記事の出典漏れがありましたので以下にて補足させていただきます。
(当『シアター・キャンプ』記事は同映画のプレステキスト(斉藤博昭氏・執筆)の転用となります)